Classiques japonais avec furigana
ja-reading.com
Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
くさめいきゅう
草迷宮
泉 鏡花
Lisez 草迷宮 (くさめいきゅう) de 泉 鏡花 (いずみきょうか) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 71 733 caractères · 142 écrans
ああ、葉越さんは綺麗好きだと見える。真白な手拭が、」
と言いかけてしばらく黙った。
今年より卯月八日は吉日よ
尾長蛆虫成敗ぞする
「ここに倒にはってあるのは、これは誰方がお書きなすった、」
「……南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏……」
「ああ、佳いおてだ。」
と大和尚のように落着いて、大く言ったが、やがてちと慌しげに小さな坊さまになって急いで出た。
「ええ、疾く出さっせえ、私もう押堪えて、座敷から庭へ出て用たすべい。」
「ほんとに誰が書いたんだね、女の手だが、」
と掛手拭を賞めた癖に、薄汚れた畳んだのを自分の袂から出している。
「南無阿弥陀仏、ソ、それは、それ、この次の、次の、小座敷で亡くならしっけえ、どっかの嬢様が書いて貼っただとよ、直きそこだ、今ソンな事あどうでも可え。頭から、慄然とするだに、」
「そうかい、ああ私も今、手を拭こうとすると、真新しい切立の掛手拭が、冷く濡れていたのでヒヤリとした。」
「や、」と横飛びにどたりと踏んだが、その跫音を忍びたそうに、腰を浮かせて、同一処を蹌踉蹌踉する。
三十五
「そうふらふらさしちゃ燈が消えます。貸しなさい、私がその手燭を持とうで。