Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

くさめいきゅう

草迷宮

泉 鏡花

Lisez 草迷宮 (くさめいきゅう) de 泉 鏡花 (いずみきょうか) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 71 733 caractères · 142 écrans

Aozora Bunko

」

「そうですとも。そうなった日には、足の裏を膠で附着けておかねばなりません。

何ともないから、お騒ぎなさるなと云っても、村の人が肯かないで、畳のこの合せ目が、」

と手を支いて、ずっと掌を辷らしながら、

「はじめに、長い三角だの、小さな四角に、縁を開けて、きしきしと合ったり、がらがらと離れたり、しかし、その疾い事は、稲妻のように見えます。

そうするともう、わっと言って、飛ぶやら刎ねるやら、やあ!と踏張って両方の握拳で押えつける者もあれば、いきなり三宝火箸でも火吹竹でも宙で振廻す人もある――まあ一人や二人は、きっとそれだけで縁から飛出して遁げて行きます。」

二十三

「どたん、ばたん、豪い騒ぎ。その立騒ぐのに連れて、むくむくむくむく、と畳を、貴僧、四隅から持上げますが、二隅ずつ、どん、どん、順に十畳敷を一時に十ウ、下から握拳を突出すようです。それ毛だらけだ、わあ女の腕だなんて言いますが、何、その畳の隅が裏返るように目まぐるしく飜るんです。

もうそうなると、気の上った各自が、自分の手足で、茶碗を蹴飛ばす、徳利を踏倒す、海嘯だ、と喚きましょう。

その立廻りで、何かの拍子にゃ怪我もします、踏切ったくらいでも、ものがものですから、片足切られたほどに思って、それがために寝ついたのもあるんだそうで。