Classiques japonais avec furigana
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きくもようさらやまきだん
菊模様皿山奇談
三遊亭 円朝
Lisez 菊模様皿山奇談 (きくもようさらやまきだん) de 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 189 935 caractères · 379 écrans
母「汝と違ってお義理堅え殿さまで、往く処のねえ者を一人で出て往くと仰しゃるは、己がへの義理で仰しゃるだ、憎くて置かれねえ奴だが、此の旦那さまも斯なにお義理堅えから、此の旦那様に免じて当分家へ置いてくれるから、此処に隠れているが宜い」
清「そんなれば早く然う云えば宜いに、後でそんな事を云うだから駄目だ、石原の子息がぐず/\して居て困る事ができたら、私が殴殺しても構わねえ」
と是から二人は此の六畳の座敷へ足を止める事になりますと、お屋敷の方は打って変って、渡邊織江は非業に死し翌日になって其の旨を届けると、直ぐさま検視も下り、遂に屍骸を引取って野辺の送りも内証にて済ませ、是から悪人穿鑿になり、渡邊織江の長男渡邊祖五郎が伝記に移ります。
二十六
さて其の頃はお屋敷は堅いもので、当主が他人に殺された時には、不憫だから高を増してやろうという訳にはまいりません、不束だとか不覚悟だとか申して、お暇になります。彼の渡邊織江が切害されましたのは、明和の四年亥歳九月十三夜に、谷中瑞林寺の門前で非業な死を遂げました、屍骸を引取って、浅草の田島山誓願寺へ内葬を致しました。