Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

ja-reading.com

Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

きくもようさらやまきだん

菊模様皿山奇談

三遊亭 円朝

Lisez 菊模様皿山奇談 (きくもようさらやまきだん) de 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 189 935 caractères · 379 écrans

Aozora Bunko

前次公は蹌めいて前へ膝を突く処を、權六が血だらけの手で捕え付け、

權「其の時は斯う捻り倒して敵を酷え目に遇わして、尊公を助けるより他はねえ、何うだ、敵も魂消るか」

と大力でグックと圧すから前次公も堪えかねまして、

殿「權六宥せ、宥せ」

と云うは余程苦しかったと見えます。これを見るとお側に居りました川添富彌、山田金吾も驚きましたが、御側小姓の外村惣江が次の間に至り、一刀を執って立上り、

惣「棄置かれん奴」

とバラ/\/\と二人来って權六へ組付こうとするを睨み付け、

權「寄付くと打殺すぞ」

惣「斬ってしまえ、無礼至極な奴だ、御前を何と心得る、如何に物を心得んとは申しながら、余りと申せば乱暴狼藉」

と立ちかゝるを、殿様は押されながら、

殿「いやなに惣江、手出しをする事は必ずならんぞ、權六放してくれ、あ痛い、放せ、予が悪かった、宥せ/\」

權「宥せと云って敵じゃア許せねえけれども、先ず仕方話だから許します、さ何うだね」

殿「ハッ/\」

と殿様は稍く起上りましたが、血だらけでございます。是は權六の血だらけの手で押付けられたから、顔から胸から血だらけで、これを見ると御家来が驚きまして、呆れて口が利けません。