Classiques japonais avec furigana
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きくもようさらやまきだん
菊模様皿山奇談
三遊亭 円朝
Lisez 菊模様皿山奇談 (きくもようさらやまきだん) de 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 189 935 caractères · 379 écrans
ことを云ってる、兎に角御主人がお詫に来たから、それで宜いじゃアないか、斯様な人ざかしい処で兎や斯う云えば貴公の恥お嬢様の辱になるから、甚だ見苦しいが拙宅へお招ぎ申して、一口差上げ、にっこり笑ってお別れにしたら宜かろう」
甲「これは至極宜しい、宅は手狭だが、是なる者は拙者の朋友で、可なり宅も広いから、ちょっと一献飲直してお別れと致しましょう」
と柔しい真白な手を真黒な穢い手で引張ったから、喜六は驚き、
喜「なにをする、お嬢様の手を引張って此の助平野郎」
甲「なに、此ん畜生」
と又騒動が大きくなりましたから、流石の渡邊も弱って何うする事も出来ません。打棄って密と逃げるなどというは武家の法にないから、困却を致して居りました。すると次の間に居りました客が出て参りました。黒の羽織に藍微塵の小袖を着大小を差し、料理の入った折を提げて来まして、
浪人「えゝ卒爾ながら手前は此の隣席に食事を致して、只今帰ろうと存じて居ると、何か御家来の少しの不調法を廉に取りまして、暴々しき事を申掛け、御迷惑の御様子、実は彼処にて聞兼て居りましたが、如何にも相手が悪いから、お嬢様をお連れ遊ばして嘸かし御迷惑でござろうとお察し申します、入らざる事と思召すかしらんが、尊公の代りに手前が出ましたら