Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

こんにゃくぼん

菎蒻本

泉 鏡花

Lisez 菎蒻本 (こんにゃくぼん) de 泉 鏡花 (いずみきょうか) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 14 957 caractères · 30 écrans

Aozora Bunko

自然とほてりがうつるんだってね、火の燃える蝋燭は、女のぬくみだッさ、奴が言う、……可うがすかい。

頬辺を窪ますばかり、歯を吸込んで附着けるんだ、串戯じゃねえ。

ややしばらく、魂が遠くなったように、静としていると思うと、襦袢の緋が颯と冴えて、揺れて、靡いて、蝋に紅い影が透って、口惜いか、悲いか、可哀なんだか、ちらちらと白露を散らして泣く、そら、とろとろと煮えるんだね。嗅ぐさ、お前さん、べろべろと舐める。目から蝋燭の涙を垂らして、鼻へ伝わらせて、口へ垂らすと、せいせい肩で呼吸をする内に、ぶるぶると五体を震わす、と思うとね、横倒れになったんだ。さあ、七顛八倒、で沼みたいな六畳どろどろの部屋を転摺り廻る……炎が搦んで、青蜥蜴の打つようだ。

私あ夢中で逃出した。――突然見附へ駈着けて、火の見へ駈上ろうと思ったがね、まだ田町から火事も出ずさ。

何しろ馬鹿だね、馬鹿も通越しているんだね。」

お不動様の御堂を敲いて、夜中にこの話をした、下塗の欣八が、

「だが、いい女らしいね。」

と、後へ附加えた了簡が悪かった。

「欣八、気を附けねえ。」

「顔色が変だぜ。」

友達が注意するのを、アハハと笑消して、