Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
おちぼひろい
落穂拾い・犬の生活
小山 清
Lisez 落穂拾い・犬の生活 (おちぼひろい) de 小山 清 (こやまきよし) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 239 741 caractères · 486 écrans
そして漱石の書簡集を読んだのです。あれには師から弟子へ宛てたものが、沢山集めてありますね。年若い弟子を持った師の心が、躍如として僕の胸に迫りました。そして読んでいる僕の心にふいに活きかえって思い出された一つの言葉がありました。それは、芥川龍之介の死後一友人が生前芥川がその人に告げた言葉として、その追悼の文辞の中に録した言葉なのです。芥川はその人にこう云ったといいます。「君が漱石先生に逢っていたら、君と僕との間柄も、もっと違ったものになっていただろう。」と。漱石に逢いたかったという思いが僕の胸に湧きました。
先生、僕も恥知らずでは生きて行けません。「お前は間違っている。こうしなさい。それはこういうことなのだ。くよくよすることはいらない。」
僕は僕を叱る声がききたいのです。僕の疑惑と逡巡を断ち切ってくれる言葉が欲しいのです。
影は妹のごとくやさしく
幸福が私と肩を並べて歩いた。
僕は散歩の途上、わが身をかえりみては、よくこの詩を口ずさみ、歩調をととのえようと試みるのです。幸福は、やさしき人のことを思う故にはあらず、われにかしずきくれる、はしき妹のわが家にあるにあらず、独り木下蔭をゆくとき、道のべに佇むとき、ふとわが身を訪れる、なごみゆく心……空の色、樹木のたたずまい、道ゆく人の顔、さては蹲る犬の眼差し。