Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
いっぺいそつ
蒲団・一兵卒
田山 花袋
Lisez 蒲団・一兵卒 (いっぺいそつ) de 田山 花袋 (たやまかたい) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 28 948 caractères · 59 écrans
「そこに医師がいるでしょうか」
「軍医が一人いる」
蘇生したような気がする。
で、二人に跟いて歩いた。二人は気の毒がって、銃と背嚢とを持ってくれた。
二人は前に立って話しながら行く。遼陽の今日の戦争の話である。
「様子はわからんかナ」
「まだやってるんだろう。煙台で聞いたが、敵は遼陽の一里手前で一支えしているそうだ。なんでも首山堡とか言った」
「後備がたくさん行くナ」
「兵が足りんのだ。敵の防禦陣地はすばらしいものだそうだ」
「大きな戦争になりそうだナ」
「一日砲声がしたからナ」
「勝てるかしらん」
「負けちゃ大変だ」
「第一軍も出たんだろうナ」
「もちろんさ」
「ひとつうまく背後を断ってやりたい」
「今度はきっとうまくやるよ」
と言って耳を傾けた。砲声がまた盛んに聞こえ出した。
新台子の兵站部は今雑沓を極めていた。後備旅団の一箇聯隊が着いたので、レールの上、家屋の蔭、糧餉のそばなどに軍帽と銃剣とがみちみちていた。レールを挾んで敵の鉄道援護の営舎が五棟ほど立っているが、国旗の翻った兵站本部は、雑沓を重ねて、兵士が黒山のように集まって、長い剣を下げた士官が幾人となく出たり入ったりしている。