Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

たんぱくせき

蛋白石

宮本 百合子

Lisez 蛋白石 (たんぱくせき) de 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 12 056 caractères · 25 écrans

Aozora Bunko

中々どうしてどうして。」

「そんな事って。」

篤は間の悪い顔をして笑った。

「まるで違う事ってすけどねえ、

あんまりこの頃あがりつづけたからこんどは少し間を置いてからに仕様ってね、

今日も云ってたんです。」

肇は篤の方を見ながら云った。

「そうですか。

そんな事どうでもようござんすねえ、

気が向いたらいらっしゃるがいいし、

そうでなかったら御やめなさるがいいし、

御義理ずくで『いやいやながら』でなけりゃあどうだってようござんす。」

「ひまっつぶしでしょう。」

「そうでもありませんよ、」

「仕なけりゃあならない事はいつだって仕ますもの。」

「でもねこの近いうちにどっかへ一寸行って来たいと思ってるんですよ。」

「どこへです?」

「海へ。」

「山は御いやなんですか。」

「山ってば温泉の近所ででもなけりゃあ静かすぎましょう。

私は小ぎたない山ん中の温泉なんかあんまり好きませんもの、

温泉なんかへは気の合った友達とでも行かなくっちゃあ居られるもんですか。」

「私は百姓達にまじって下手な義太夫や講談をきくのがすきなんです。」

篤は徒歩旅行をしてそこいら中の温泉を歩き廻った時の事を話した。