Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ちょうほうちゅうけいきょく
諜報中継局
海野 十三
Lisez 諜報中継局 (ちょうほうちゅうけいきょく) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 19 537 caractères · 40 écrans
「しかし博士がその試験に立合わないのは危険きわまると思う」「いや、大したことはあるまいよ。せいぜい山毛欅の皮が剥げれば、まず成功としなければならんのだと思う」などの声ありて、過大視する組と過小視する組と二派に分れる。
座長(木槌を叩きて)「諸君、静粛に願いまする。本件の結論をテイラー博士より聴取したいと思います。テイラー博士」
テイラー博士「はい、それではわがテイクロトロンの……」
話の途中にて、大きな振動あり、続いて天地も崩れるような音がし、会員の悲鳴らしきもの聞ゆ。それにつづいてごうごうと水音が聞えはじむ。
「洪水だ。ダムが壊れたらしい」
「上へあがらねば、溺死をするぞ」
「ばか。上へあがれば、あの爆風で吹きとばされる。今ちょっと上へあがってみたが、全市は暗闇で、大建築物がクリスマス・ケーキのように、ばらばら崩壊して行くのを見た。この世の地獄だ」
「いや、洪水の方がひどい。ノアの洪水だよ、バイブルは真実を語っている」
「なにが原因か」
「大地震か、それとも噴火か」
「いや違う。テイラー博士のテイクロトロンの実験が原因だ」
「どうして、それが……」
「原子崩壊で、あまりに大きいエネルギーが出たんだ。