Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

まずしきひとびとのむれ

貧しき人々の群

宮本 百合子

Lisez 貧しき人々の群 (まずしきひとびとのむれ) de 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 59 959 caractères · 118 écrans

Aozora Bunko

「そうともよ、好え気になれんのも娑婆にいる間だけのこった、なあ新さん。死んだ後のこと、俺らが知るもんけ!

あとは野となれやま……となーれ。

ヤ、シッチョイサ!

か。

どうだ巧かっぺえ」

皆は破(わ)れるように喝采した。新さんは妙な笑い方をした。

「面白えなあ。踊りてえなあ。ちゃん!」

甚助の子が、よろけながら立ち上ったとき、向うから、これも微酔(ほろよい)の善馬鹿が来かかった。

これで、すっかり元のように賑やかになってしまった。

彼は皆に呼ばれて、また二三杯のまされた。

「おめえ俺らと仲よしだんなあ。善! 踊んねえか? 面白えぞ」

甚助の子は、善馬鹿の耳朶を引っぱりながら、床几(えんだい)の周囲(まわり)を引っぱり廻した。

「こりゃうめえ、さ、踊れ。また酒え飲ますぞ」

「踊れよ、相手が好えや。ハハハハハハ」

「そら踊った、踊った!」

単純な頭を、酒でめちゃめちゃにされた甚助の子は、気違いのようになっていた。

肌脱ぎになり、両手に草履を履くと、善馬鹿の体中を叩きながら、訳の分らないことを叫んで踊り出した。

「や! うめえぞッ!」

「そーらやれやれ。ええか? 唄うぞ!