Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ちょうじんひげのはかせ
超人鬚野博士
夢野 久作
Lisez 超人鬚野博士 (ちょうじんひげのはかせ) de 夢野 久作 (ゆめのきゅうさく) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 59 054 caractères · 117 écrans
今に「へ」の字だの、「ゑ」の字だのを道傍で書かれちゃ大変だと思ったから、悠々と帽子を取って一つ点頭いてみせると、お合羽さんは振袖を飜えして門の内へ走り込んだ。お尻の上の帯をゆすぶりゆすぶり玄関の扉を開いて、新派悲劇みたいな姿態を作って案内したから吾輩も堂々と玄関のマットの上に片跛の護謨靴を脱いで、古山高帽を帽子掛にかけた。お合羽さんが自分の草履と、吾輩の靴を大急ぎで下駄箱に仕舞うのを尻目に見ながら堂々と応接間に這入った。
「失礼じゃがマントは脱がんぞ。下は裸一貫じゃから」
「ええ。どうぞ……」
廃物豪華版
応接間の構造は流石に当市でも一流どころだけあって実に見事なものであった。天井裏から下った銀と硝子の森林みたような花電燈。それから黒虎斑の這入った石造の大煖炉。理髪屋式の大鏡。それに向い合った英国風の風景画。錦手大丼と能面を並べた壁飾。その下のグランド・ピアノ。刺繍の盛上った机掛。黄金の煙草容器。銀ずくめの湯の音をジャンジャン立てているサモワルに到るまで、よくもコンナに余計な品物ばかり拾い集めたものである。乞食の物置小屋じゃあるまいし……とすっかり軽蔑してしまったが……もっとも余計な品物を持っている点に於ては吾輩も負けないつもりだ。