Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

めいしんとしゅうきょう

迷信と宗教

井上 円了

Lisez 迷信と宗教 (めいしんとしゅうきょう) de 井上 円了 (いのうええんりょう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 151 147 caractères · 298 écrans

Aozora Bunko

第四四段 迷信の利害 三(有利有害)

多分、川の水の流るる音であろうと思わる。紀州牟婁郡の某村にては、深更になると、はるかに鼓声の響きがする。これをその地のものは狸の腹鼓と称し、狸の遊戯のごとくに思い、別に怪しみもせず、また恐れもせぬ。かくのごとき迷信は、害もなく利もないと申してよろしい。

第四四段 迷信の利害 三(有利有害)

つぎに、迷信中の利あり害あるものを挙ぐれば、卜筮、人相、家相のごときものであろう。およそ人が大事をなすに当たり、自ら決断することのできぬ場合に、卜筮に考えて可否を一決するのが、卜筮の起こった原因である。かかる場合に疑いを解き意を決する点においては、多少の利益がないではない。昔は往々、これを政策に使用したことがある。例えば、秀吉が朝鮮征伐のときに、厳島にて銭を投じて吉凶を判じたという話のあるごとくに、卜筮によりて大吉を得たといえば、士気を励ます点において多少益するところがあるに相違ない。縁談などにもこれを利用するという話がある。もし、他より縁談を申し込まれて、断りたくも口実に困る場合には、卜筮、方位に託する方がよろしいそうである。これらの点において、卜筮は多少の利あると同時に、これがために害を招くことも多い。