Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
かわぐちこ
野菊の墓他六篇
伊藤 左千夫
Lisez 野菊の墓他六篇 (かわぐちこ) de 伊藤 左千夫 (いとうさちお) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 30 105 caractères · 61 écrans
たァちゃんにあァちゃんだったっけね。ううん九つに十……はァそんなになるかい」
「お前たちその花の名を知ってるかい」
「知らない……お父さん。なんというお花」
「うんまるい赤いのが千日草。そっちのが浦島草」
子どもたちは花がうれしくて物もたべたがらない。ふたりは互いに花を見せ合って楽しんでいる。
「菓子もいらない。そんなにこの花がえいのかい。田舎の子どもと違って、東京の子どもは別だわな」
「なにおんなじさ。ずいぶん家ではあばれるのさ」
やがて子どもらはまた出てしまう。年はとっても精神はそれほどには変わらない。姉はただもうなつかしさが目にあふれてみえる。平生はずいぶん出来不出来のある人で、気むつかしい人だが、こうなると何もかもない。
「くるならくると一言いうてよこせば何とかしようもあったに。ほんとにしようがないなこれでは。養蚕さえやられねば、まさかこんなでもないだが。まァこのざまを見てくっだいま」
「何のしようがいるもんですか。多分忙しいんだろうから、実は今夜も泊まらずに、すぐ片貝へと思ったけれど、それもあんまりかと思ってね……」
「そうともまた、いくら忙しいたって、一晩も話さないでどうするかい。