Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

ja-reading.com

Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

きんぞくにんげん

金属人間

海野 十三

Lisez 金属人間 (きんぞくにんげん) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 78 616 caractères · 157 écrans

Aozora Bunko

ちょうど、金属Qが、二十世紀文福茶釜にこもっていたように。――これが蜂矢のつけた推理だった。

「どっちだと思うかね」

「金属Qでしょう」

「ちがう」

「じゃあ、なんですか」

「針目博士と金属Qが合体したものだ。二つがいっしょになったものだ。しかし、もちろん金属Qは、針目博士よりもかしこいのだから、支配をしているのは金属Qだ。おどろいたかね、探偵君」

博士はそういって、からからと笑うのであった。その笑い声が、蜂矢の耳から脳をつきとおし、かれは脳貧血をおこしそうになった。

恐怖の計画

「気味のわるい話は、もうよそう。こんどはもっと愉快な話をしよう」

博士は、とつぜんそういった。

蜂矢は、いうことばもなく、おしだまっている。

「生きている金属が作られるなんて、すばらしいことではないか」

そういいながら、博士は手ばやくぬいだ服を着て、胸をはって、いかめしく室内を歩きまわりながら演説するような、くちょうでいった。

「生命と思考力とを持った金属が、人工でできるなんて、愉快なことだ。人間は、もっと早く、このことに気がつかなくてはならなかったのだ。植物にしろ動物にしろ、また鉱物にしろ、それを作っている微粒子をさぐっていくと、みんな同じものからできているんだからね。