Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

さこく

鎖国

和辻 哲郎

Lisez 鎖国 (さこく) de 和辻 哲郎 (わつじてつろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 443 306 caractères · 875 écrans

Aozora Bunko

キリスト教への反感は潮の如く高まった。カブラルはまた死の覚悟を固め、或る夜の如きは宣教師館の一同を励まして死を迎える準備をしたほどであった。そういう切迫した苦難は数日間であったが、しかしこの後会堂では、二カ月半の間、昼夜祈祷を絶たなかったといわれる。

宣教師に対する直接の危害は遂に加えられなかった。領主義統は異教に屈伏しはしたが、しかし宣教師たちを迫害しようとしたのではない。領主の父宗麟は信仰を堅持して力の限り迫害を抑えた。もし宣教師を害しようとするのならば、先ず余を殺せと彼は重臣たちに云い送った。その重臣たちは田原親堅の指導の下に宣教師追放を決議しようとしていたのである。この決議を成立せしめなかったのは、田原親堅を敵視している田原親宏であった。彼は曽てその領地の大部分を取り上げられ、それが今親堅の領地となっているのである。彼は親堅が敗戦の責を宣教師に転嫁しようとするのに反対し、宣教師を庇って親堅を責めた。この有力な反対が宣教師追放の議を覆えしたのであった。これは一五七九年一月末、日本の正月の少し前のことであった。

こうして宣教師追放の危機は過ぎたが、しかし直ぐ続いて内乱の危険が迫った。