Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
かんちょうざじけん
間諜座事件
海野 十三
Lisez 間諜座事件 (かんちょうざじけん) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 9 989 caractères · 21 écrans
「毎夜、観客の中に百人近くの密偵が交っているということだ。そして何か秘密の方法で、舞台上の首領と通信をしているそうだ」
「首領よりか副司令のあの小娘が恐ろしいのか」
「そうだ。あの小娘は悪魔の生れ代りだ」
「するとあの副司令を今夜のうちに、こっちの手でやッつける手筈になったんだな」
「ウン。――どうしてやッつけるかは知らないが、副司令のやつ、義眼を入れてレビュー・ガールに化けているてぇことを、嗅ぎつけられたが運の尽きだよ。おお、もう五時半だ。あといくらも時間が無いぞ。さア出発だ」
弦吾は腰をあげた。
「おっと待ちな、冷いながら酒がある。別れの盃と行こう」
同志帆立は、押入の隅から壜詰を取出した。汚れたコップに、黄色い酒がなみなみとつがれた。
カチャリ、カチャリ。
「地獄で会おうぜ」
「世話になったな」
4
部屋を出ようとするときだった。
ブ、ブ、ブブー。
卓子の裏に取付けたブザーが鳴った。
「ほい。XB4が呼んでいるッ」
弦吾は室内に引返した。壁をポンと開くと嵌めこんだような超短波の電話機があった。
「QX30だ」
「こっちは、XB4だ」と電話機の彼方で小さい声がした「報告があったぞ、いよいよ動員指令が下ったそうだな」