Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ざっきょかぞく
雑居家族
壺井 栄
Lisez 雑居家族 (ざっきょかぞく) de 壺井 栄 (つぼいさかえ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 140 106 caractères · 283 écrans
「一つ、どなりこみにいくか。」
文吉はにやにやしていう。
「うまいこといってるわ。顔みるとだまってるくせにさ。だからおっつけられたんじゃないの。」
「おっつけられてよかったといったのはだれだい。」
「そりゃあわたしよ。でもそれとこれとは別ですよ。義務教育なんて、法律問題よ。」
「よく知ってるね。」
「少くとも長坂なんてやつよりは真けんよ。こんなことなら、はじめっからもらって籍でも入れとけばよかった。」
「そうだな。いったいほんとに籍にはいっとるのかね。それだってあやしいもんだよ。」
それを聞くと安江は青くなった。ランドセルのことまでいって楽しんでいるのに、もしもそんなことで音枝が学校へゆけなかったらどうしようと思ったからだ。
「じょうだんじゃないわ、兵六さんにかけあってよ。」
「いやだよおれ。あのへんは苦手だ。」
「気が弱いのね。手紙でいいわよ。来てくれって書いてよ。」
「お前書けばいいじゃないか。」
「男の方が威厳があって、こんなときはきくのよ。何にもほかのことかかなくていいわ。音枝の学校はどうなっているかってだけ書いて。ハガキでいいわ。三下り半でいいからさ。」
こんな相談をしているとき、がらっと戸があいて、