Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ゆきくるまえのこうげんのはなし

雪くる前の高原の話

小川 未明

Lisez 雪くる前の高原の話 (ゆきくるまえのこうげんのはなし) de 小川 未明 (おがわみめい) en japonais avec furigana. JLPT N3. Touchez un mot pour le sens.

N3 · intermédiaire · kanji et kana modernes · 5 024 caractères · 10 écrans

Aozora Bunko

そして、働くのです……。」といいました。

石炭は、ふいにレールがそういったので、輝く目をみはりました。

「私たちは、工場へゆくんですか? そんなようなことは山にいる時分から聞いていました。それにしても、なるたけ、遠いところへ送られてゆきたいものですね。いろいろな珍しいものを、できるだけ多く見たいと思います。それから私たちは、どうなるでしょうか……。知ってはいられませんか?」と、石炭は、たずねました。

レールは、考えていたが、

「あなたがたが、真っ赤な顔をして働いていなされたのを見ました。そのうちに、見えなくなりました。なんでも、つぎから、つぎへと、空へ昇ってゆかれたということです。考えると、あなたがたの一生ほどいろいろと経験なさるものはありますまい。私たちは、永久に、このままで動くことさえできないのであります。」と、レールはいいました。

石炭は、トロッコに揺られながら考え顔をしていました。なんとなく、すべてをほんとうに信ずることができないからでした。

そのとき、かたわらの赤く色づいた、つたの葉の上に、一ぴきのはちが休もうとして止まっていましたが、トロッコの音がして眠れなかったので、不平をいっていました。