Classiques japonais avec furigana
ja-reading.com
Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ゆきやなぎ
雪柳
泉 鏡花
Lisez 雪柳 (ゆきやなぎ) de 泉 鏡花 (いずみきょうか) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 45 054 caractères · 90 écrans
途中、五位鷺の声もきかず、ただ西福寺裏で行逢った、寂しく、あわれな婦を聞くと、兄は深く頷いた。が、まずいうがままにいたされよ、で、ご新姐に意を得させ、鍋をもって酒を煮た。下戸は知ったが、唯一の良薬と、沸燗の茶碗酒。えい、ほうと四辺を払った大名飲。
――聞いただけでも邪気が払える。あとをなお沸立った酒で、幾度もその冷込んだ手を洗わせ、やがて、ご新姐の手ずから、絹衾を深々と被せられると、心も宙に浮いて、やすらかにぐっすり寝た。目がさめると、雨は降っていたが気は晴々となった、と言います。三田の豪傑だと、片腕頂戴するところ、この武家の少年は、浅草で片手を氷にしようとした、いささかも武勇めかないだけに、読んでいても、これは事実だと思われる。
ここにもう一条「怪談録」から大意を筆記したい事がある。
大森辺魔道の事
明和三年弥生なかば――これは首尾の松の霜、浅間の残暑、新堀の五月雨などとは事かわって、至極陽気がいい。川崎の大師へ参詣かたがた……は勿体ないが、野掛として河原で一杯、茶飯と出ようと、四谷辺の大工左官など五六人。芝、品川の海の景色、のびのびと、足にまかせて大森の宿中まで行くと、街道をひいて通るのではない、馬五郎、という大工が、このあたりに縁類の久しい不沙汰をしたのがあり、ちょっと顔出して行きたし、お前さん方