Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

くものわくころ

雲のわくころ

小川 未明

Lisez 雲のわくころ (くものわくころ) de 小川 未明 (おがわみめい) en japonais avec furigana. JLPT N3. Touchez un mot pour le sens.

N3 · intermédiaire · kanji et kana modernes · 5 198 caractères · 11 écrans

Aozora Bunko

「パチンコとか、富くじとか、みんな、ばくちみたいなものだからな。悪いことというものは、だれでも、おもしろがって、まねするもんだ。都会で、これがはやってもうかると聞くと、すぐ、いなかでもやりだす。ここへくるまでに、たくさん、いなかの子供を見たろう。ちょっと、ようすが、いなかの子とは思えまい。いいこと、わるいこと、なんでも都会のふうをまねる、おそろしいことだよ。」と、おじさんはいいました。

そういえば、昔の絵にかかれた、さびしそうな景色や、笠や手ぬぐいをかぶって働く百姓の姿や、みじかいつつそでの着物をきて、ぞうりや、げたをはいた子供などは、どこにも見られなかったのでした。

「さあ、このへんから、川原へはいるのだが、石ころがあってあぶないから、よく気をつけておいで。」と、おじさんは、先になって、ささやぶの間をわけてすすみました。

勇吉は、そのあとからついていきました。しばらくすると、きゅうに流れが音をたてている谷川のほとりに出ました。バスの窓から下に見えたのは、この川だったのです。

「あのあたりが、いいだろう。」と、おじさんが指さした、半分浅瀬にのめり出ている大きな石の上で、二人は、休むことにしました。