Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

うんなんしゅびへい

雲南守備兵

木村 荘十

Lisez 雲南守備兵 (うんなんしゅびへい) de 木村 荘十 (きむらそうじゅう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 37 859 caractères · 76 écrans

Aozora Bunko

「春生! お前の居た鉱山はどの鉱山だ」

「洪開元将軍の鉱山なの、あすこは一番酷いんだって――」

「洪司令官の鉱山だ?」

孫は眉をあげて、「畜生!」と唸った。

と隣にうなだれて聴いていた老人が、不意に手をあげてそれを制した。

老人の眼には泪がたまっている。服装こそ粗末だが、この辺の土民とは何処か違っている六十近い親爺である。孫軍曹は、その好人物らしい老人の顔を不思議そうに見た。

「若い方……余計なことだが年寄の老婆心と思ってな」老人は遠慮勝に低い声で云った。

「こんな場所で将軍の鉱山の噂はいけませんぞ」

「何故」

「何故と云われると鳥渡困るが、洪将軍は退職なすっても、この辺では守備隊長も遠慮する御人じゃ……君子危きに近寄らずでな」

老人の眼は油断するなと云っている。

軍曹はおとなしく頷いた。そして暫く考えていたが、手をあげて店の者を呼ぶと、弟に何でも好きなものを註文しろと云った。

洪将軍というのは、もう大分前にこの地方の軍司令官をしていた有力者だが、孫は、この有名な将軍までが、こんな子供達を酷使して、金を作っているのかと思うと、新たな憤りに手足が震えた。

死の晴着