Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

でんきばと

電気鳩

海野 十三

Lisez 電気鳩 (でんきばと) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 25 465 caractères · 52 écrans

Aozora Bunko

じつにものすごいいきおいです。さすがの敵兵も、手のくだしようがありません。

高一は、ころあいをみはからって、軍用犬にひとつの大切な命令をつたえました。軍用犬は、まっていましたとばかり、トーチカのおくめがけてかけだしました。そのいいつけはなんであったでしょうか。

高一と、敵兵とのたたかいは、つづけられましたが、電気鳩には、とてもかないません。そのうちに、犬がわんわんほえながらもどってきました。

「おお、わかったか。よしいこう。さあ、つれていっておくれ」

高一は電気鳩をつれて、軍用犬のうしろからかけだしました。

「わん、わん、わん」

軍用犬は、ひとつのとびらの前で、しきりにほえています。しかし、そのとびらには大きな錠がおりていて、あけることができません。

「そうだ、これは電気鳩にたのもう」

高一は、電気鳩を錠にぶつからせました。すると錠から、ぱちぱち火花がでたかと思うと、たちまちやけきれてしまいました。

高一は、とびらに手をかけてひきました。とびらはすぐあきました。

「ああ、あいた」

と、さけんで、高一は中にとびこみました。うすぐらいへやのすみに、ひげぼうぼうの日本人が手をしばられていました。