Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
きりがくれいかほのゆけぶり
霧陰伊香保湯煙
三遊亭 円朝
Lisez 霧陰伊香保湯煙 (きりがくれいかほのゆけぶり) de 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 117 546 caractères · 234 écrans
老「いや貴方が何も私に謝る訳はないが、ちょっとお姓名だけを承わって置きましょうか」
幸「へえ……」
老「いやさ御姓名を一寸認めて置きたいから」
幸「へえ……真平御免なすって」
老「何も謝る事はありませんよ、御姓名だけを」
幸「へえ、何う云う何ですか掛合なれば仕方もありませんが、私も彼を正道な女と存じまして、お屋敷ものが零落れて斯様に難儀をして居るとはお気の毒な事だ、あゝ不憫だと思いまして、多分の金子を出して彼の身請を致し、東京へ連帰って私の妾にして、橋場の別荘へ置きました処が、盗賊が這入りまして斬殺され、いまだに死骸が知れませんので、尤も其の筋へお届けには成って居りますが、お再調べに成りましても当人は助かって居りますか助かって居りませんか、其処は分りませんので、へえ」
老「ムヽー貴方は何と云うお姓名だ」
幸「えゝ私は橋本幸三郎と申します」
老「ムー橋本幸三郎」
と手帳へ認め、
老「お宿所は」
幸「霊岸島河口町四十八番地で」
老「ウン……貴方は」
由「えゝ私……あの、ヘヽヽ私が何もソノ妾にしたと云う訳でも何でもないので、私は只此の旦那の家へ時々出這入って御用事を伺うだけの事でげすから、ヘヽヽ」