Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

あおいとけいだい

青い時計台

小川 未明

Lisez 青い時計台 (あおいとけいだい) de 小川 未明 (おがわみめい) en japonais avec furigana. JLPT N3. Touchez un mot pour le sens.

N3 · intermédiaire · kanji et kana modernes · 3 476 caractères · 7 écrans

Aozora Bunko

どうしてあの人々は、ああして楽しく遊んでばかりいられるのだろう……と、思うと、なんとなく、不思議でならなかったのであります。

その後というものは、毎夜、さよ子は町の方から聞こえてくるよい音色を聞くたびに、不思議な思いをせずにはいられなくなりました。

やがて、紅く燃えていたような夏が逝きかけました。つばめは海を渡って、遠い南の永久夏の国に帰る時分となりました。ある夜、さよ子は二階の欄干に出て、涼しくさえた星の光を見ながら、町の方から聞こえてくる、よい音色に耳を澄まそうとしたけれど、どうしたことか、聞き慣れたその音色は聞こえてこなかった。明くる日もやはり聞こえてこなかった。

さよ子は、いぶかしく思って、その町にやってきました。すると、その家は堅く閉まって、店頭に売り家の札がはってありました。独り、高く時計台は青く空に突っ立って、初秋の星の光が冷たくガラスにさえかえっていました。