Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
あごじゅうろうとりものちょう
顎十郎捕物帳
久生 十蘭
Lisez 顎十郎捕物帳 (あごじゅうろうとりものちょう) de 久生 十蘭 (ひさおじゅうらん) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 12 621 caractères · 25 écrans
て帰る。伝馬町のほうではそのとおり信じて蠣店へ持って行くと、そこへちゃんと御船手役人が来ているから疑う気もなく七人の囚人をそれに渡す。言うまでもなく、この御船手役人は伏鐘の一味……いっぽう御船手役人のほうは、手はずどおり、永代橋で待っていると、送り役人がついて七つの軍鶏籠が来たから送り帳に照しあわせて七人を受けとり、これを艀舟に積む。このほうは、送り役人と七人の囚人が伏鐘の一味。……蠣店で受けとった七人のほうには問題はない。手近なところから岸へあげて、どこかへ逃がしてしまったのだろうが、身替りになった七人をそのまま八丈島までつれて行かれては大きに不都合。そこで芝浦へんに先まわりをしていて船で追いかけ、取りしらべたところ、その七人は偽物であるによって、どうか一緒にひきかえしてもらいたいと言って、役人を船ぐるみ、どこかへ引きずりこみ、ふん縛って押しこめちまった」
ひょろ松はうなずいて、
「なるほど、そういうわけだったら、いかにも筋が通ります。そのほうはよくわかりましたが、それで、船頭のほうはどうなンです。そう闇やみと騙されて船からおりるということもありますまいが」