Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

あごじゅうろうとりものちょう

顎十郎捕物帳

久生 十蘭

Lisez 顎十郎捕物帳 (あごじゅうろうとりものちょう) de 久生 十蘭 (ひさおじゅうらん) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 13 604 caractères · 28 écrans

Aozora Bunko

なにをするのか知らないが、馬の落毛を集めてくれというので、言われた通り、月に三度ずつ長崎屋へ送っていたが、その後、江戸へ出て来て何気なく探って見たところ、近在から誘拐した女たちに馬の落毛で呉絽を織らせているということがわかった。

しかし、なんと言っても、いちどは恩になった長崎屋、みすみす自分の妹までが青坊主にされて尼寺の下で呉絽を織らされていることがわかっても、どうすることも出来ない。

表立って訴人することは心が許さぬので、思い立って、馬の尻尾を切って歩き、江戸中に騒ぎを起させ、お上の手で千鳥ガ淵の織場を捜し出させたいとねがったが、奉行所より先に長崎屋の一味にその魂胆を見抜かれ、出るにも入るにも見張りがつき、その上、密訴でもしたら妹のお小夜の命を奪ってしまうと脅迫され、せっぱ詰まって、命に代えて妹だけを助ける気になり、手紙を衿に縫いこめて、安全な川勝屋に質に入れ、謎の辞世を残して腹を切ってしまったのだった。

長崎屋は、金助町で、顎十郎たち三人の素振に気がつき、隣で立聴きして露見が近づいたことを覚り、邸を出ると飛んで帰って一味を逃がし、利右衛門への仕返しにお小夜を殺して鎌倉河岸へ投げこんだのだった。