Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
しょくどう
食堂
Lisez 食堂 (しょくどう) de Mori Ōgai (森 鴎外) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 6 157 caractères · 13 écrans
同じ十二銭の弁当であるが、この男の菜だけは別に煮てある。悪い博奕打ちがいか物の賽を使うように、まかないがこの男の弁当箱には秘密の印を附けているなぞと云うものがある。
木村は弁当を風炉鋪から出して、その風炉鋪を一応丁寧に畳んで、左のずぼんの隠しにしまった。そして弁当の蓋を開けて箸を取るとき、犬塚が云った。
「とうとう恐ろしい連中の事が発表になっちまったね。」
木村に言ったわけでもないらしいが、犬塚の顔が差し当り木村の方に向いているので、木村は箸を輟めて、「無政府主義者ですか」と云った。
木村の左に据わっている、山田というおとなしい男が詞を挟んだ。この男はいつも毒にも薬にもならない事を言うが、思の外正直で情を偽らないらしいので、木村がいつか誰やらに、山田と話をするのは、胡坐を掻いて茶漬を食っているようで好いと云ったことがある。その山田がこう云った。
「どうも驚いちまった。日本にこんな事件が出来しようとは思わなかった。一体どうしたというのだろう。」
犬塚が教えて遣るという口吻で答えた。「どうしたもこうしたもないさ。あの連中の目には神もなけりゃあ国家もない。