Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

あるニュー・フェイスへのてがみ

あるニュウ・フェイスへの手紙

岸田 国士

Lisez あるニュウ・フェイスへの手紙 (あるニュー・フェイスへのてがみ) de 岸田 国士 (きしだくにお) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 49 146 caractères · 96 écrans

Aozora Bunko

稽古は長くするばかりが能ではありません。しかし、稽古の目的のひとつは、「繰り返し」にあるのですから、できるだけ度々繰り返すことによって、練度を増すことが必要です。

日本の古い武道の教えに、たしか「心手期せずして相応ず」という言葉があります。また、モォロアというフランスの作家の書いたものに、ある種の動物の動作を形容して、「身体で考える」という表現を使ってあったと記憶しますが、つまり、俳優は、すべてのセリフ、すべての表情動作を、そういうところまで、すなわちその程度の「練度」にまでもっていかなければ、ほんとの芸とは言えないのではないか。

器楽の演奏を聴けば、そのことがもっとはっきりわかる筈です。練習不足の演奏ほど聴きづらいものはなく、第一、そんな演奏を公開するなどということは、専門家にはまずあり得ないと言っていいでしょう。つまり、音楽は、それが当然のことだから誰も問題にはしないが、本質的に、「時間芸術」としての流露感を絶対条件とし、それがいかに厳格に満たされているかがわかるのです。

そこで、序でに、君の逆襲を予想して、僕の方から先手を打てば、それなら、俳優にそこまでの要求をする以上、新劇の演出家や脚本作家の仕事振りは今の程度でよろしいか、どうか、を問題にしましょう。