Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
いたずらこぞうにっき
いたずら小僧日記
佐々木 邦
Lisez いたずら小僧日記 (いたずらこぞうにっき) de 佐々木 邦 (ささきくに) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 63 226 caractères · 128 écrans
「老爺さん、此間直した風呂桶が最早洩り始めたよ。お前酔っぱらっていて好い加減な事をして行ったのだろう」
とお島が詰った。
「なあに水ぐらい洩ったって構やしない。人さえ洩らなけりゃ大事あるまい」
と老爺は泰然たる返答をして、風呂場を見に行った。乃公は錐で揉んだ穴を見つけられると困るから、直ぐ二階へ上って本を読み始めた。
今朝は早く起きて凧を拵えた。どうしても竹が手に入らなかったから、お父さんの絹張の蝙蝠傘を壊して鯨骨を二本頂戴した。絹も唯棄てては勿体ないと思って、尻尾に使った。
朝飯が済んでから乃公は凧を持って出掛けた。乃公の凧は皆のよりか大きいけれど糸目の工合が悪いと見えて、面くらって仕様がない。此の子は凧を揚げるのか引摺るのかと何処かの生意気な奴が言った。一番始めには郵便屋の頭の上に落ち、其次には馬の鼻の頭に落ちた。郵便屋は怒ったばかりだったから宜かったが、馬は解らずやだもんだから、驚いて暴れ出した。可哀そうに乗ってた人は振り落されて気絶した。事によると彼の侭死ぬかも知れないが大抵生き返るだろう。若し生き返ったら、此れからは凧を揚げている処を馬に乗って通らないように気を付けるが宜い。