Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

うずめられたかがみ

うずめられた鏡

小川 未明

Lisez うずめられた鏡 (うずめられたかがみ) de 小川 未明 (おがわみめい) en japonais avec furigana. JLPT N3. Touchez un mot pour le sens.

N3 · intermédiaire · kanji et kana modernes · 5 962 caractères · 12 écrans

Aozora Bunko

「この金属を、分析してみなければ、わからぬことだ。おなじ金属でつくったものなら、この一つだけが、くさらぬというわけがあるまい。」と、博士は、科学者なら、空想を事実として、信ずるわけにいかないと、ひややかな調子で、助手に答えたのであります。

このとき、博士は、古墳の発掘をてつだってくれた役場の若い書記にしろ、学校の先生にしろ、話を聞いていると、みんな若い人たちは詩人であって、物質だけをたよりとしていない、そのことは、いままでの学者たちとちがって、たましいのありかを知るといういきかたで、考古学の将来に、明るい道が開けるような気がしたと、助手の小田さんにむかっていったのでした。

その翌日のことです。博士は研究室へ出かけて、旅行先で集めてきたいろいろの材料を、よくしらべて、配列するのをたのしみとしました。

「先生、おはようございます。やはり、あの鏡は、ふしぎであります。先生のおいでなされるのを待っていました。」と、昨夜は、研究室で宿直した小田さんは、博士の顔を見るや、とびつかんばかりに訴えたのでした。

「ふしぎなことって、どんなことだね。」と、博士も、なんとなく、胸さわぎを感じました。