Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
おさくのはなし
おさくの話
小川 未明
Lisez おさくの話 (おさくのはなし) de 小川 未明 (おがわみめい) en japonais avec furigana. JLPT N3. Touchez un mot pour le sens.
N3 · intermédiaire · kanji et kana modernes · 4 508 caractères · 9 écrans
おさくは、貧しい家に生まれましたから、小学校を卒業すると、すぐに、奉公に出なければなりませんでした。
「なに、私が、いいところへ世話をしてやる。」と、植木屋のおじいさんはいいました。
彼女の父親は、とうに死んでしまって、あわれな母親と暮らしてきました。おじいさんは、しんせつな人であって、なにかに、二人を気にかけてくれたのであります。
「工場へゆくよりか、夜は、勉強でもさしてくださる、どこかしんせつのお家がいいと、おじいさんは心配していてくださるのだから、見つかって、そのお家へいったら、よくいいつけを守って、働かなけりゃならないよ。」と、お母さんは、いいました。
「お母さん、きっと、よく働きます。どうか、心配なさらんでください。」と、おさくは、目に、いっぱい涙をためて答えました。
「ああ、おまえが、その決心なら、お母さんは心配しません。」
こう、母親は、いったものの、これまで長い間、二人は、むつまじく、朝晩、顔を見合って、暮らしてきたのに、この後は、べつべつに生活しなければならぬと知ると、なんとなくさびしくなりました。しかし、どうせ、娘は、一度は世の中に出なければならない運命であると考えると、こんなに気を弱くしてはしかたがないと、強いて、元気をつくっていました。