Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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しゅんきんしょう

ちくま日本文学014 谷崎潤一郎

谷崎 潤一郎

Lisez ちくま日本文学014 谷崎潤一郎 (しゅんきんしょう) de 谷崎 潤一郎 (たにざきじゅんいちろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 85 196 caractères · 169 écrans

Aozora Bunko

彼等がそんなに騒いだのは盲目というところに特別の魅力と深みを感じ、好奇心をそそられたのであろう平素佐助に手を曳かれて出稽古に赴く時は黙々としてむずかしい表情をしているのに、雲雀を揚げる時は晴れやかに微笑んだり物を云ったりする様子なので美貌が生き生きと見えたのでもあろうか。まだこの外にも駒鳥鸚鵡目白頬白などを飼ったことがあり時によっていろいろな鳥を五羽も六羽も養っていたそれらの費用は大抵でなかったのである

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彼女はいわゆる内面の悪い方であった外に出ると思いの外愛想がよく客に招かれた時などは言語動作が至ってしとやかで色気があり家庭で佐助をいじめたり弟子を打ったり罵ったりする婦人とは受け取りかねる風情があったまた附き合いのためには見えを飾り派手を喜び祝儀無祝儀盆暮れの贈答等には鵙屋の娘たる格式をもってなかなかの気前を見せ、下男下女おちゃこ駕籠舁き人力車夫等への纏頭にも思い切った額を弾んだ。だがそれならば無鉄砲な浪費家であったかと云うのに、断じてそうではなかったらしいかつて作者は「私の見た大阪及び大阪人」と題する