Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

はたらくにしょうねん

はたらく二少年

小川 未明

Lisez はたらく二少年 (はたらくにしょうねん) de 小川 未明 (おがわみめい) en japonais avec furigana. JLPT N4. Touchez un mot pour le sens.

N4 · débutant · kanji et kana modernes · 3 777 caractères · 8 écrans

Aozora Bunko

」と、Kが答えました。Nはうなずきながら、

「わたしは、ちょうどきみとははんたいで、父親の顔をおぼえていない。まったく母親の手一つで、大きくなったのさ。その母の手だすけもできぬうちに、母は死んでしまった。」

「考えると、二人とも不幸だったんだね。」

「世の中には、両親がそろって、こんな悲しみを知らないものもあるんだが。」と、Nはたばこに火をつけました。

「それでもまだきみには、やさしいおかあさんがあったからいい。さびしいときは、いつでもおもかげを思いだして、自分をなぐさめることもできるから。」といって、Kは自分の子どものころのことを話したのでした。

いつも、ぼくはさびしい子どもだった。ある日、桑畑で、いくたりかの女が桑の葉をつんでいるのを見た。なんでもその葉はどこかの養蚕地へおくられるというのだった。むすめもいれば、おばさんもいた。その中に、白い手ぬぐいをかぶった、やさしそうなおばさんがあった。ぼくは、こんなようなおかあさんがおればいいになあと、なんとなく、したわしい気がして、そのそばへいって、桑をつむてつだいをした。おばさんは、ぼくの頭をなでてくれた。