Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

スモーリヌイにひるがえるあかはた

スモーリヌイに翻る赤旗

宮本 百合子

Lisez スモーリヌイに翻る赤旗 (スモーリヌイにひるがえるあかはた) de 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 25 354 caractères · 51 écrans

Aozora Bunko

次に女房をなぐって、騒動で近所の子供の目まで覚させる。イワン・ボルコフは工場委員会に働いている。労働通信員。

「亭主は女房をなぐる権利をもっているのでしょうか?」

やっぱりこのスモーリヌイの婦人部の仕事で、農村の女を目標にいろんな講話会が開かれた。

これはそのとき送られた質問の一つだ。

スモーリヌイでは地階に大食堂がある。

働いているものが、みんなそこで食事をしたり茶をのんだりした。外から来たものでも四十カペイキでスープと肉・野菜が食える。

からりと開けはなされた大きい窓から、初夏の木立と花壇で三色菫が咲いているのが見えた。天井も壁も白い。涼しい風がとおる。――日本女は、婦人講習会員の間にかけて、黒パンをたべている。思いついて手提袋から、銀貨と白銅とを少し出した。それは日本のだ。

――これは五カペイキにあたるの、それが十カペイキ、そっちのが二十カペイキ……

手にとりあげて眺めながら、日本女のすぐ隣に坐っている女は黙ってそれを次に渡した。うけとって眺める。まんなかに穴のあいてる十銭を、裏表かえして見て、首をあげ視線をあつめてる仲間を見わたし、一寸肩をすくめるような恰好をして次へわたす。