Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ヒロシマのこえ
ヒロシマの声
豊島 与志雄
Lisez ヒロシマの声 (ヒロシマのこえ) de 豊島 与志雄 (とよしまよしお) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 3 862 caractères · 8 écrans
熱線と共に来る放射線が恐ろしい。広島の赤十字病院には、当時、X光線用の乾板が鉛のケースに収められて地下室にあったが、それがみな原位置のまま感光していた。
この放射線は、生きのびた人々をも多数、所謂原爆症で殺した。無傷な人々までが不思議な死に方をした。嘔気、頭痛、下痢、発熱……次で、脱毛、下痢、高熱……次で、粘膜出血、白血球減少……。火傷の痕はみなケロイド状で、皮膚が盛り上ってゴムを塗りつけたようになる。赤十字病院には今もそういう患者がいる。
或る老婦人は、こういう風に言った。――「広島の明るい面ばかりでなく、暗い面もよく見て下さいよ。」
意味は二様に取れる。主要な街路にはだいたい小さな人家が立ち並び、公共建物もだいたい整備されているが、まだまだ、市民の中には日々の生活に難渋を極めてる者も多く、孤独無縁な者も多い。それから次に、ケロイド状火傷者がたくさんいる。人目につかない部分だけにある者はまだよいとして、顔や手にそれが大きくある者については、殊に若い娘たちの場合は、なんとも言葉には言えない。あまり外にも出ず、なるべく人目を避けてる人たちがずいぶんいるのだ。