Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ヒロシマのこえ

ヒロシマの声

豊島 与志雄

Lisez ヒロシマの声 (ヒロシマのこえ) de 豊島 与志雄 (とよしまよしお) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 3 862 caractères · 8 écrans

Aozora Bunko

直径四キロ近くの地域に、無数の爆弾が落ちたことになる。至る所に死体が横たわり、助けを呼ぶ重傷者の声が聞えた。その声も途絶えて、ひっそりと静まり返ると、重傷者たちは思い思いに水を探した。喉の渇きが甚しかったのである。防火用の水槽のまわりには、馬が水を飲むような恰好で、その縁につかまり頭を水面に垂れてる死体が、ずらりと並んだ。川の干潟の渚には、水の方にみな頭を向けて、死者と生者とが相並び、それを上げ潮の川水が徐々に浸していった。

これ以上書くまい。――「もうたくさんじゃないか!」

終戦後、広島にも、逃げのびた人たちが帰って来、疎開者たちが帰って来、復員者たちが帰って来た。人家も次第に建てられていった。そして翌年の八月六日には、復興祭が催され、次の年にはそれが平和祭となり、毎年平和祭が行われることとなった。この平和祭についても原爆の痛手なまなましい広島では、一部に不平の呟きもあったらしいが、現在ではそれも消えてしまっている。

どうして、復興祭が平和祭となり、全市民がそれに賛同するようになったか。もう原子爆弾はたくさんだからだ。もう戦争はたくさんだからだ。