Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

いっすんぼうし

一寸法師

江戸川 乱歩

Lisez 一寸法師 (いっすんぼうし) de 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 96 475 caractères · 194 écrans

Aozora Bunko

坊さんは渋面を作って、気違いに取合っている暇はないといわぬばかりであった。

「イヤどうもお邪魔しました」

紋三は仕方なく立上った。そして、ほとんど夢中で門の外まで歩いた。

「己は確にどうかしている。何という気違いじみた訪問をやったものだろう。坊主に嘲弄されるのは当然だ。だがあの調子では、奴さん別にうしろ暗いところがあるようでもない。どうも、やっぱり訳が分らないな」

彼は暫くぼんやりして、門前にたたずんでいたが、ふと思いついて、お婆さんの居眠りをしている駄菓子屋の店先へやって行った。

「お婆さん、お婆さん、そこにあるせんべいを五十銭ばかり下さい」彼は欲しくもない買物をして何気なく尋ねて見た。「この辺に子供のような脊の低い、つまり小人島だね、そういう不具者はいないだろうか。お婆さんは知らないかね」

「左様でございますね。私も永年この辺に住んでおりますが、そんなものは見かけたことも、うわさに聞いたこともございませんね」

婆さんはけげんらしく答えた。

「この前のお寺ね、和尚さんのほかにどんな人が住んでいるのだい」

「アア、養源寺ですか。あすこはあなた妙なお寺でございましてね、お住持お一人切りなんですよ。