Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

さんじゅうねんごのせかい

三十年後の世界

海野 十三

Lisez 三十年後の世界 (さんじゅうねんごのせかい) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 68 140 caractères · 137 écrans

Aozora Bunko

ただ、満月――いや満地になったり、三日月――ではない三日地になったり、日に日に影の大ききがちがっていくだけだった。

「ふーン。どうも気がへんになりそうだ、しょうがない」

正吉は、そういって、頭を抱えることが初めのうちはよくあった。

料理番のキンちゃんと来たら、その理屈がさっぱりのみこめないので、正吉ほどにおどろいていなかったようである。

こんな話は後の話だ。さて九台の装甲車は、みんなロケットの外に出た。

無電の命令が伝えられる。

と、一号車を先頭にして、九台の装甲車は月の上を走り出した。どこへ行くのであろうか。

それはともかく、こうして走っていると、地球の、どこかの沙漠を夜、走っているのと大して気分がちがわない。

意外な発見

二時間ばかり走って、装甲車は停った。

前に、ひどく高い山が見える。山頂がきらきらと輝いている。

「どうするんですか。下りるんでしょうね」

正吉がカンノ博士にきいた。

同じ車に乗っている他の人たちの中には、空気服を着はじめた者もあるから、正吉は、ははあと察したのである。

「下りることは下りるが、その前に隕石がとんでいないかどうかをレーダーで調べておく必要がある。