Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

さんじゅうねんごのせかい

三十年後の世界

海野 十三

Lisez 三十年後の世界 (さんじゅうねんごのせかい) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 68 140 caractères · 137 écrans

Aozora Bunko

おまけに夜の闇は深くて、相手の姿をしかと見つけるのも容易なことではなかった。

(これは手おくれとなったかな。もっと早く、武器をとって相手をおっぱらうのがよかったかな)

隊長も、さすがに暗い気持ちになった。

たしかに手おくれに見える。このままでは、一同は、異人群のために捕虜になるか、うち殺されるかのどっちかだ。

ああ、重大なる危機来る!

そのときだった。とつぜん異人たちがさわぎだした。装甲車の上にいた異人が四人、五人、風にさらわれたように吹きとばされたのである。とまたつづいて四、五人が、下にもんどりうってつきおとされた。

「や、カンノ君が、かけつけてくれたぞ。カンノ君は機銃で異人たちを射っているそうだ」

マルモ隊長の受話器にも、他の隊員の受話器にも、カンノ博士の声がはいって来て、一同をはげました。

カンノ博士と正吉少年と、その他に三名の隊員が、装甲車の上から、異人たちにもうれつな機銃の射撃をおくっていた。他の一人の隊員は、その装甲車を操縦した。ヘッドライトは消して近づいたので、異人たちは、ふいをくらった形だった。

この機銃は、普通のように金属の弾丸を射ち出す機銃ではなかった。