Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

みききよしをおもう

三木清を憶う

豊島 与志雄

Lisez 三木清を憶う (みききよしをおもう) de 豊島 与志雄 (とよしまよしお) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 7 154 caractères · 15 écrans

Aozora Bunko

だが彼は、無いのを確かめただけで、別に残念そうな顔もせずけろりとしている。

行儀よい食事の仕方などは、彼の人柄に合わなかった。談議の仕方なども放胆だった。戦時中、いろいろなことを談ずる際にも、そんなことを言うのは用心せよと、他人の言葉には忠告しながら、自分ではあたり構わず勝手なことを饒舌った。洩れ聞かれては危いと思われるようなことを、平気で声高に言ってのけた。

なにかしら野性的な強健さが彼にはあったのだ。

この強健さが、三木の表現をオルソドックスなものに持続さしたと、私は観ている。彼は詭弁的な表現をしなかった。如何なる独創的な思想も、オルソドックスな整然たる形で表現された。この表現の故に、一部の人々は彼の独創性を見落して、彼への高い評価を躊躇したことも無きにしも非ずと思える。一般知識階級の間に最も多く読まれた「哲学ノート」や「人生論ノート」を見る時、その独自な見解とその整正な表現との調和に、私は驚嘆する。更に妙なのは、彼の講演である。原稿なしの講演でも、彼の口から出る言葉は、立派な文章をなしていた。原稿を読んでいるかと思えるような調子を取ることが多かった。