Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

かかこうしゅ

中国の怪談(二)

田中 貢太郎

Lisez 中国の怪談(二) (かかこうしゅ) de 田中 貢太郎 (たなかこうたろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 107 926 caractères · 225 écrans

Aozora Bunko

彼は馬に乗り、一人の僕をつれていた。道は燕趙の間の山間にかかっていたが、ある日、宿を取りそこねて、往っているうちに岩の聳え立った谷の間へ入ってしまった。もう真黒に暮れていて、あわただしそうに雲のとんでいた空からのぞいている二つ三つの星が、傍の岩角をぽっかりと見せているばかりで、すこしの明りもないので、前へも後へも往けなくなった。

焦生と僕は途方に暮れてしまった。二人はしかたなしに何処かそのあたりで野宿にいい場処を見つけて寝ることにした。焦生は馬からおりて、野宿によい場処を見つけるつもりで、さきに立ってそろそろと歩きだした。短い雑木の林がきた。小さな道はその中へ往った。林の木は風に動いていた。焦生はその中へ往った。其処には小さな渓川が冷たい音を立てて流れていた。林の木におおわれた大きな岩があった。焦生は其処の風陰を野宿の場処にしようと思った。彼は脚下に注意しながら岩のはなを廻って往った。眼の前に火の光が見えてきた。その火の焔のはしに家の簷が見えた。

「家がある、おお、家がある」

焦生が前に立ってその家の門口へ行った。背の高い大きな老人が顔を出した。老人は焦生を客室へあげ、僕にも別に一室を与えた。