Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

かずえはいそがしい

主計は忙しい

山本 周五郎

Lisez 主計は忙しい (かずえはいそがしい) de 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 18 315 caractères · 37 écrans

Aozora Bunko

「はあ承知しました、しかし江の島へいらっしゃるって、なんです、なにか御用でもあるんですか」

「お客さまが待っておいでですわ、もういらっしゃいまし」折江はやれやれという風に頭を振った、「――江の島から鎌倉へ見物にゆくということは半年もまえからの話で、よく御存じの筈ではございませんの、貴方のお忙しいことを知っていますから、がまん致しますけれど、……いいえようございますわ、いらっしゃいまし、ただあのことだけはお忘れのないようにお願い致しましてよ」

「はあ慥かに、必ずこんどは大丈夫です」

接待には五人の客が待っていた。三人は若い武家の入門希望者であった、彼はそれを杉原兵庫助にひきついだ。腕の程度をみて入門の諾否をきめるのである。他の一人は麹町の秋元但馬守の家臣で、「出稽古に来て貰いたい」という相談、もう一人は下谷の横川又右衛門という剣法師範の使者で、「三月某日、芝愛宕山で奉納試合をするが、そのとき当道場からも参加して貰えますか」という申込みであった。この二つは自分の一存ではきめられない、待たせておいて師の部屋へいった。――そこはこの建物の西の端にあり、榁の木を林にした庭に面し、西側の窓の外は竹藪になっていた。