Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

にしょうじょ

二少女

国木田 独歩

Lisez 二少女 (にしょうじょ) de 国木田 独歩 (くにきだどっぽ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 7 398 caractères · 16 écrans

Aozora Bunko

」

「ハア。」

「まあ可哀そうに、やっと十五でしょう?」

「私も可哀そうでならなかったけエど、つまり私の傍に居た処が苦しいばかりだし、又た結局あの人も暫時は辛い目に遇て生育つのですから今時分から他人の間に出るのも宜かろうと思って、心を鬼にして出してやりました、辛抱が出来ればいいがと思って、……それ源ちゃんは斯様だし、今も彼の裁縫しながら色々なことを思うと悲しくなって泣きたく成て来たから、口のうちで唱歌を歌ってまぎらしたところなの。」

「そして貴姉、矢張局にお出なさいな。その方が宜いでしょうよ。それに局に出て多忙い間だけでも苦労を忘れますよ」とお富は真面目にすすめた。お秀は嘆息ついて、そして淋びしそうな笑を顔に浮かべ、

「ほんに左様ですよ、人様のお話の取次をして何番々々と言って居るうちに日が立ちますからねエ」と言って「おほほほほ」と軽く笑う。「女の仕事はどうせ其様なものですわ、」とお富も「おほほほほ」と笑ッた。そしてお秀は何とも云い難い、嬉しいような、哀れなような、頼もしいような心持がした。

兎も角も明後日からお秀は局に出ることに話を極めてお富に約束したものの、忽ち衣類の事に思い当って当惑した。