Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

かたきうちきょうだいがさ

仇討姉妹笠

国枝 史郎

Lisez 仇討姉妹笠 (かたきうちきょうだいがさ) de 国枝 史郎 (くにえだしろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 80 178 caractères · 159 écrans

Aozora Bunko

頼母の家来の一人の武士が、いつの間に用意したか弓張提燈をかかげて、階段を駆け上り姿を現わした。

その脳天を真上から、主税は一刀に斬りつけた。

わッという悲鳴を響かせながら、武士は階段からころがり落ちた。

「居たぞ!」

「二階だ!」

「用心して進め!」

声々が階下から聞こえてきた。

さまよう娘

この頃植木師の一隊が、植木車を数台囲み、荏原屋敷の土塀の外側を、山の手の方へ進んでいた。車には植木が一本もなかった。

どこかのお屋敷へ植木を植えて、車をすっかり空にして、自分たちの本拠の秩父の山中へ、今帰って行く途中らしい。

二十人に近い植木師たちは、例によって袖無しに伊賀袴を穿き、山岡頭巾をかむった姿で、粛々として歩いていた。

その中に一人女がいた。意外にもそれはお八重であった。

やはり袖無しを着、伊賀袴を穿き、山岡頭巾をかむっている。

肩を落とし、首を垂れ、悄々として歩いて行く姿は、憐れに寂しく悲しそうであった。それにしてもどうして植木師などの中に、彼女、お八重はいるのであろう?

松浦頼母の一味によって、田安様お屋敷の構内で、お八重もあのとおり迫害されたが、でも辛うじて構内から遁れた。