Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ぶっきょうじんせいとくほん
仏教人生読本
岡本 かの子
Lisez 仏教人生読本 (ぶっきょうじんせいとくほん) de 岡本 かの子 (おかもとかのこ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 124 886 caractères · 246 écrans
二
真理の前に、真理ならぬ自分の部分を責め捨て責め捨てして遂に真理に沿う自分にします。ただ懺悔の一法だけで道に達することも出来るのです。懺悔ということは決して弱いものには出来ません。よほど自己完成欲の強いものでなくては出来ません。
二
敵となり味方となるのはまだ縁のある方だとするのが大乗仏教の建前です。敵でもなし味方でもない中途の相手が一番自分にとってつまらない無意義な存在です。
法華経提婆品には、釈尊が自分の生涯の深刻な敵であった提婆達多に、自分に敵であった縁によって将来自分同様な人格完成の見込みのあることを証明されております。鉛も金をこすり合えば多少金がこすり付く道理です。
はじめ先生にひどく楯を突いた生徒が、何かのきっかけでうって変った仲好しになり、卒業後も永く交際を続けて行く例など、案外たくさん聞くことです。そうして、その当時の同級生でただ馴染んでいたものは却って、それきりになってしまっているというのです。
この道理から推して、「敵を一番憎む方法はその敵を何とも思わないことだ」といった人があります。深刻な言葉です。
敵でも本当に力が出し合える敵なら、敵ではなく先生です。