Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しゅぜんじものがたり

修禅寺物語

岡本 綺堂

Lisez 修禅寺物語 (しゅぜんじものがたり) de 岡本 綺堂 (おかもときどう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 12 737 caractères · 26 écrans

Aozora Bunko

その腹を分けた姉妹、おなじ胤とはいいながら、姉は母の血をうけて公家気質、妹は父の血をひいて職人気質、子の心がちがえば親の愛も違うて、母は姉贔屓、父は妹贔屓。思い思いに子どもの贔屓争いから、埒もない女夫喧嘩などしたこともあったよ。はははははは。

春彦 そう承われば桂どのが、日ごろ職人をいやしみ嫌い、世にきこえたる殿上人か弓取りならでは、夫に持たぬと誇らるるも、母御の血筋をつたえしため、血は争われぬものでござりまするな。

夜叉王 じゃによって、あれが何を言おうとも、滅多に腹は立てまいぞ。人を人とも思わず、気位高う生まれたは、母の子なれば是非がないのじゃ。

(暮の鐘きこゆ。奥より楓は燈台を持ちて出づ。)

春彦 おお、取り紛れて忘れていた。これから大仁の町まで行って、このあいだ誂えておいた鑿と小刀をうけ取って来ねばなるまいか。

かえで きょうはもう暮れました。いっそ明日にしなされては……。

春彦 いや、いや、職人には大事の道具じゃ。一刻も早う取り寄せておこうぞ。

夜叉王 おお、職人はその心がけがのうてはならぬ。更けぬ間に、ゆけ、行け。

春彦 夜とは申せど通いなれた路、一ほどに戻って来まする。