Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
いだいなるゆめ
偉大なる夢
江戸川 乱歩
Lisez 偉大なる夢 (いだいなるゆめ) de 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 117 988 caractères · 234 écrans
何者
「その通り。これは僕の同僚だよ。君は、僕がこの悪魔の巣へ一人ぼっちで乗り込んで来たと思っていたのかね。軍人にもその位の用意はある。数人の同僚にこの家の表と裏を固めさせておいたのだ。そして、その内の一人が万一に備えて僕の身辺を離れなかったのだ。君の目をかすめて、絶えず我々のうしろから見張っていてくれたのだ。ハハハハ、分ったかね」
三好曹長は鉄の指にしめつけられた怪人物の前に立って、謎を解こうとでもするように、暫らくその不思議な顔を眺めていたが、やがて同僚を顧みて静かに云った。
「スイッチを切ってやり給え。でないと、大切な間諜容疑者が絞め殺されてしまうからね」
何者
長野県の山中にある五十嵐博士航空機設計所に滞在中の望月憲兵少佐は、東京からの長距離電話によって、怪指紋の主韮崎庄平逮捕の報告を受けた。
少佐が電話を切って自室に帰ると、開け放った扉の向側から、一人の私服憲兵下士官が入って来て敬礼した。
「異状ありませんでした」
「御苦労、引取ってよろしい」
開け放った扉の向側は五十嵐老博士の病室である。そこには医師と看護婦とが絶えず詰め切っているのだが、それを以て足れりとせず、望月少佐は事件前まで五十嵐博士夫人の寝室であった部屋を占領して、昼も夜も老博士の見張りをつづけているのであった。