Classiques japonais avec furigana
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「やまとみんぞく」とはなんぞや
先住民と差別 喜田貞吉歴史民俗学傑作選
喜田 貞吉
Lisez 先住民と差別 喜田貞吉歴史民俗学傑作選 (「やまとみんぞく」とはなんぞや) de 喜田 貞吉 (きたさだきち) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 195 063 caractères · 389 écrans
山城北部の八瀬の村人は、かつては自分で鬼の子孫であることを認めておったもので、それは村人自身の記した八瀬記にそう書いてあるのだから間違いない。そしてその子孫を今に八瀬童子と呼んでいるのは、先祖の鬼を護法童子と見做しての名称であるに相違ない。かの酒呑童子や茨木童子の「童子」という名前も、やはり鬼を護法童子と見てからの称呼であるのだ。しからば八瀬人また一つの「護法胤」と見てよいのであろう。しかし鬼の子孫というものはひとりこの八瀬童子のみには限らぬ。大和宇智郡の鬼筋の事は本誌二巻三号(四〇頁)に、田村吉永君が報告しておかれた。それによると、五条附近の安生寺垣内に十四五軒、表野・丹原・池芝などにも一二軒宛あるという。これらは三月五日の節句の行事などにも、普通の家筋のものとは幾らか違った作法があるそうな。安生寺縁起によると、同寺の国生明神は地主神で、これが為に役行者が鬼面を作って国生の祭を始めたとあって、ここの所謂鬼筋はその地主神の子孫であるらしい。また今西伊之君の談によると、同国字陀郡の篠楽や足立、また磯城郡の白河などにも、同じく鬼筋というのがあるという。