Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ひかりあういのち
光り合ういのち
倉田 百三
Lisez 光り合ういのち (ひかりあういのち) de 倉田 百三 (くらたひゃくぞう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 130 439 caractères · 263 écrans
「飲め飲め。構わん、百さん、今日はやれ」
私はうまくもないのにガブガブ飲んだ。
「止めたがええ。そんなにガブ飲みしたら、からだに悪かれやんが」
すみ子がとめた。
「いよう貞女だな」
と従兄はからかった。「すみちゃん弟の看護はあんたにたのみまっせ」
皆どッと笑った。
すみ子は真赤になったが、まけてはいなかった。
「おおきに、たのまれんでもしやんが、兄さんこそそんなに金時見たいに酔って、姉さんにきらわれんようにな」
「おやおや」
「やられたな、定さん」
皆笑った。
従兄はおもしろがって、「すみちゃん、あんた弟にちょいとほの字やな」
と言ったがすぐ芝居のセリフになって「とりもってたもとおっしゃるなら、勝頼さまではなけれども、あんたの店のめりんすみんな、それが盗んでもらいたい……」
皆どッと吹き出した。
「兄さんには往生しやんした」
とすみ子は逃げて行った。
尾道の宴会と言えば大阪の商人趣味で、あまり上品なものではなかった。芸者がまた「かっぽれ」をやり出さないうちにと私は酔って苦しくもあるし、座をぬけ出て、裏の海ばたで風に吹かれていた。と急に胸が悪くなって、げえッと戻して来た。